子育て後の夫婦の食卓!2人のバランスを大切に!

家族・夫婦

子供が家を離れた時に一番変化が大きいのが食卓です。

子供がいると子供に合わせた食事になりがち。

久しぶりに2人になるとなんだか調子が狂います。

10代、20代がいる食卓と50代、60代の食卓は違って当たり前。

作るにしても夫婦2人分じゃ張り合いがないしなぁ。

簡単なものばかりになりそうだなぁ。

そんな戸惑いがありますよね?

しかし2人になっても家族として大切にしたい食事の時間。貴重な夫婦の会話の時間でもあります。そんな子育て後の夫婦の食卓。

我が家はこんな感じにしています。

スポンサーリンク

夫婦の食事三か条

夕食副菜

子供たちが独立して、夫婦2人になると面倒臭いですよね?食事の支度って。

子供がいるときはしっかり作ろうとしますが、20年も30年も一緒の夫婦だと2人になった途端に日々の食事は、いい加減になりがちです。

ですので、我が家は夕食だけしっかり作る、食べるを実践することにしました。それに伴い食に関して『我慢しない』ために三つを実践しています。

子供独立後の食事三か条
  1. 別々
  2. 割り切り
  3. 歩み寄り

【1.別々】全ての食事を別々にしたわけではありません。朝食、昼食は勝手に好きなものを食べて夕食だけ共にします。朝食に関しては全く好みが違うので、もともと毎日一緒のものを食べているわけでもなかったのですが、お互いに勝手に作るようにしました。昼食は共働きですし、休みも違うので一緒になることはほとんどありません。

【2.割り切り】長い夫婦生活なのでお互いの食生活や食事情に「何で?」はなくなりました。特に私(夫)なんですが、妻の少食ぶりとムラ食に対して疑問が多くて。

【3.歩み寄り】それでもお互いに好き勝手にするだけではなく、日によってそれぞれの好きな方向へ寄せてバランスを取っています。

オクチャン
オクチャン

大切にしたいのは夕食の「時間」ですかね。夫婦の会話が一番しやすい時間ですしね。

食の嗜好の違い

おかず画像

我が家は食材の好き嫌いはそれほど違いはありませんが、嗜好(方向性)が違います。子供がいる頃はとりあえず子供に合わせたメニューなのであまりわからなかったのですが、2人になると違いが顕著になりました。

食の嗜好の違い①

オクチャン
オクチャン

夫は和食系。朝夕はご飯が必須。おかずが何品か欲しい派。麺類の夕食だと物足りない。パンは好きだが毎朝パンは無理。

シーチャン
シーチャン

妻は一品もの、もしくは洋食系。朝は食べなくとも良い。パン大好き。夕飯は麺類大歓迎。

食の嗜好は育ってきた家庭の影響も大きいですよね。食環境の違う家庭で育った2人が一緒に暮らし年月を経たからといって、嗜好が似てくるということでもないようです。いや、若い頃や子供がいた頃は我を出さずに合わせるようにしていたからかもしれません。

結婚当初私が妻にお願いしたのは味噌汁の作り方です。出汁ですね。ご飯といえば米と味噌汁が大前提の私。味噌汁は大好きなのですが、ほんだしなどの旨味調味料や出汁入りの味噌が好きではないのです。妻も初めはとまどったかもしれないですね。こう書くと食に細かい高慢な夫みたいですがそれ以外に口出しはしません。これは育った家庭の食環境の影響なので。

オクチャン
オクチャン

すぐにちゃんと出汁をとった味噌汁にしてくれましたしね(^^)

食の嗜好の違い②

食の嗜好の違いには方向性もそうですが

  • 味付け
  • 食材
  • 食への興味

我が家に限っていえば味付けはお互い東京出身で大きな好みの差はありません。しかし夫婦によってはまるで味付けの好みが違う夫婦もいます。

作った料理に味も見ずにケチャップやソース、醤油などの調味料をかけられてショックだったという話は割と耳にしますよね。これはどちらかに寄せようとするとどちらかが我慢しなければいけなくなります。とりあえずは薄味好みのほうへ合わせて作り、味が足したいほうが後から調味料を加える方向がいいです。

長年夫婦をしていればお互いの味の好みはわかりますが、長年一緒に暮らしているからといって味付けの好みが似てくるとも限りません。ならば気遣いや遠慮しながら我慢して食べるより、自分の好みの食べ方にすれば良いでしょう。ただどちらが料理するにしても、

シーチャン
シーチャン

私の作った料理じゃお口に合わない?

オクチャン
オクチャン

俺の作ったものはそんなにまずいか!

などと思わないように。好みの問題です。そこは【2.割り切り】で過ごしましょう。また、ただ無言で醤油などをかけるのではなく、「もう少し塩味が欲しいな」などと添えれば相手の気持ちもささくれ立つこともないのでは?

夫婦だからこそ、そのような気遣いは大切ではないでしょうか。

味付けに関しては別々にすることにそれほど手間はないかと思いますが、食材の好みの違いは簡単にはいきませんよね。

肉と魚。肉でも豚はいいけど鶏はいやだとか。青魚はきらいだとか。好きな野菜、嫌いな野菜。夫婦揃って好き嫌いがなければ何の問題もなしですが、多かれ少なかれどこの夫婦でも好き嫌いの違いはありますよね?

とはいえ全く別の料理を作るのは手間も材料もかかります。2人になると買った食材を食べ切るのって結構忙しいですよね?なるべくカットされた野菜や少量のものを買っても食べ切る前にダメにしてしまうことありませんか?

嫌いなものを食べる(食べさせる)ことまでしなくてもいいと思いますが、ここは【3.歩み寄り】で行きましょう。

今日は夫の好きなメニューなら明日は妻の好きなメニューで。そもそも歳をとってくると好き嫌いって減ってきませんか?好きなものは割とずっと好きだけど、かつて嫌いだったものも抵抗なく食べられるようになるひとは多いのでは?

オクチャン
オクチャン

男性あるあるですが、カボチャやさつまいも料理は好きではなかったけれど、今では自分から作るようになりました。妻に驚かれます(笑)

「私作る人、僕食べる人」をやめる

料理する夫婦

50代、60代の世代ならば聞き覚えがあると思います。「私作る人、僕食べる人」

かつてのTVCMです。当時でも問題視されましたが、昨今のジェンダーの観点からは全くのナンセンス………….とはいかないかもしれないです。

夫に料理をして欲しい妻は5割以上

男女の料理に関する意識調査グラフ①
参照:株式会社リンナイ「男女の料理に関する意識調査」https://www.rinnai.co.jp/releases/2019/0821/
男女の料理に関する意識調査グラフ②

株式会社リンナイの行った調査によると20〜70代の全世代で週1日以上料理をする男性は50%を超えていますが既婚者へのアンケートでは夫婦一緒に料理をするのは3割ほど。

男女の料理に関する意識調査グラフ③
参照:株式会社リンナイ「男女の料理に関する意識調査」https://www.rinnai.co.jp/releases/2019/0821/

そして既婚女性の50代の半数が夫に料理を作って欲しいと思っている結果から、やはり日々の料理は妻が担当している割合が高いだろうと推定できます。

「私作る人、僕食べる人」ではいけないと考えている男性は多いとは思いますが、実態はなかなかそうはいかないのではないでしょうか。企業勤めのサラリーマンならなおさらでしょう。

しかし、夫婦の食卓を満足させるには、男性の料理分担は大いに効果ありです。特に子供が巣立った50代以降の夫婦にはできる限り実践するといい効果が期待できます。

男女の料理に関する意識調査グラフ④

前述と同じリンナイの調査では料理をする際に困ることで、順位は違えども男女とも3位までは同じ悩みとなっています。「後片付け」はおいといて、「同じようなメニューになってしまう」と「献立」については、夫婦で料理する日を分担すればかなり解決すると思いませんか?

共働きが当たり前になった若い世代では、どちらも料理する夫婦は多いようです。しかし、今の50代は子供の頃から、「男は仕事・女は家庭」という価値観で育った世代。まだまだ家事全般で妻の負担が多い年代なのではないでしょうか?

定年退職して料理を始める男性の話はわりと見聞きします。それならば定年退職の前に、夫婦2人になったときから始めてみてはいかがでしょう?

どちらも料理する夫婦のメリットは

  • 作る側の気持ちの共有=パートナーへの感謝を再確認
  • 危機管理=パートナーの病気や親の介護などへの備え
  • 食材管理などで情報共有が必要になるので連絡が密に
  • パートナーを改めて理解するきっかけになる
  • 人としてのスキルアップ

献立や買い物の手間。いざ1人になった時のため。食材やキッチンまわりの補充のために連絡を密にする事で改めて夫婦で暮らしていくことへの実感。こんなものを作ったら喜んで食べた。それまでは気が付かなかった(記憶に残らなかった)相手の好みを再確認。色々なメリットがあります。

オクチャン
オクチャン

ちなみに我が家は私(夫)が妻より帰宅が早いので8:2で私の夕食当番が多いです。

特別に凝ったものをつくるわけでもないですし。そもそも50くらいになるとシンプルなものが美味しく感じませんか?ただ焼いた椎茸をマヨで。長芋をにんにくとバターで炒めただけとか。ネギをトースターで焼いて醤油で、とか。

手をかけようと思う日は材料を2,3点一緒に検索をかければ美味しいレシピがたくさん出てきますしね。

米食が基本の私。夕食が麺類なのは物足りないのですが、妻の好みに合わせて週に一度ほど麺類の夕食にしています。自分は麺類にご飯をプラスすればいいだけですのでね(^^;;

得意不得意はあると思いますが、妻に家事分担の不公平感を抱かせないためにもいいのではないかと思います。

料理ができることは自分のためでもある

家事の中で「食」は生命に欠かせないもの。パートナーのためでもありますが、自分自身のためでもあります。いざ1人になった時に、自分の食の面倒も見れないのでは少したよりないですよね。

近所にコンビニがあれば大丈夫!

そう思ってますか?元コンビニ経営者として、妻に先立たれて毎日の食をコンビニ頼みになった男性を数人みてきました。幸せそうなひとはひとりもいませんでしたよ。1人になった寂しさはもちろんでしょうが、感じたのは、食の貧しさが気持ちの貧しさを引き込んでいるようだったこと。

特別に凝った料理ができる必要はないのです。暖かいごはんと美味しい味噌汁。それだけでも毎日が少し豊かになりませんか?料理ができることにデメリットはありません。

まとめ

子育て後の夫婦の食卓の変化は夫婦それぞれの嗜好も尊重しながら、お互いにバランス良く負担することが大切です!

この記事をご覧いただいている女性で、夕食作りを宣言する夫がいらっしゃればどんどんお願いしましょう!ただし初めは我慢することが多いかもしれません。それまで料理には縁遠かったなら尚更です。大目にみて上げてください!

この記事をご覧いただいている女性で、料理をまったくしない夫と暮らしている方は、勇気を出して夫に週1でもご飯作りをお願いしてみてはどうでしょう?この先の夫婦生活のためでもありますし、夫自身のためでもあるのですから。

この記事をご覧いただいている男性で、料理してみようかと思われた方がいらっしゃれば、是非是非チャレンジしてみてください!本当に簡単なものからでいいのです。めんつゆ使えばそこそこの煮物などもできますし、コンソメを使えばちょっとした洋風のおかずなどすぐできます。

そしてなにより、料理を分担することで妻の家事負担感はかなり軽減されるはずです。作る側になり、作られる側になることで、お互いに改めて感謝の気持ちが芽生えるはずです。50代は現代ではまだ人生の折り返し地点。

残りの人生も是非夫婦円満で!

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました