たま〜に街中で50代と思しきカップルが手を繋いで歩いているのを見かけます。
あなたは何を感じますか?
怪しい匂い?仲良し夫婦?
羨ましいですか?それともこっちが恥ずかしくなりますか?
夫婦で長年連れ添うと、手を繋ぐこととは疎遠になってしまうパターンって多いのではないのでしょうか?
でも、手を繋ぐってシンプルで良好なスキンシップですよね?
もう忘れちゃったよ……と思っているひとに読んでいただきたい。
もう一度手を繋いで夫婦円満にスパイスを加えてみませんか?
手を繋ぐことの効果
手を繋ぐなどのスキンシップが気持ちを和らげることは多くの人が体感していますよね?
そこに年齢制限はありません。いくになってもスキンシップは大切にするべきです。
『オキシトシン』というホルモンの名前を聞いたことがありますか?
別名「愛情ホルモン」「信頼ホルモン」「幸せホルモン」などいくつものポジティブな呼ばれ方をするホルモンです。
オキシトシンの分泌方法のひとつにスキンシップがあり、不安な気持ちやストレスを緩和し幸せな気持ちにさせる効果があります。
オキシトシンの分泌は、愛撫や抱擁など触れ合うこと(皮膚接触)で促されることから、抱擁ホルモンと形容される。また冒頭の記事のように、互いの新密度が増すと体内濃度が増えるので愛情ホルモンとも、また体内濃度が増すと癒し効果があるため幸福ホルモンとも呼ばれる。ヒトの女性は、相手が誰であれ30秒間抱きしめられると自動的にオキシトシンを分泌するのだそうだ。
引用元:国際社会経済研究所「愛情ホルモン」https://www.i-ise.com/jp/column/kyuukonu/2015/06.html
オキシトシンが脳内で作用すると相手への愛情や信頼感も増すそうです。スキンシップだけではなく見つめ合うことでも分泌が促されることが確認されています。
じゃあ手を繋いでお互いを見つめ合えば夫婦円満ってことだ(^^;;
とは言っても、もう手を繋がなくなって何年かなぁ…….
そうですよね?多くの50代は手を繋がなくなっているのではないでしょうか?我が家も最後はいつだったか思いですこともできません。
それでも、ネットでは40代50代でも日常的に手を繋いでいるという夫婦の意見も見られます。
50代でも手を繋いでいる?
下記の表は旭化成ホームの行った30歳〜59歳の既婚者への「手肌に関する意識調査」の結果です。
調査結果からは50代の割合はわかりませんが約1/3が手を繋ぐ習慣があることがわかります。若い人ほど手を繋ぐ習慣がある傾向が高いと思われるので50代だともっと少ないでしょう。それでも一定割合で手を繋ぐ習慣はあるようです。
61.8%の夫婦が手を繋ぎたいと思っているという結果も見過ごせないなぁ
では、50代で日常的に手を繋いでいる熟年夫婦を世間はどのように見るのでしょう。「発言小町」の投稿を見てみます。
熟年夫婦が手を繋ぐのはおかしいの?
引用元:「発言小町」https://komachi.yomiuri.co.jp/topics/id/951621/
わたし49歳、夫は10歳年上で結婚26年目の夫婦です。
〜中略〜
ちょっと前(コロナ騒動の前)のことですが
ショッピングモールで夫と買い物をしていたときに
ママ友家族が、わたしたちを見かけたと、
今日、LINEで言われました。
そのときのことで「旦那さんと手とか繋いじゃうんだねー(笑)」
「うちなんて忘れたくらい昔の話よ(笑)」
「ラブラブで羨ましいわー(笑)」と送られてきました。
なんだか悪意というか嘲笑を感じてしまって…
夫に話したら「羨ましいんだよ、きっと」
「放っとけばいいんじゃない?」と言っていましたが…
この投稿へのレスでは、投稿主の夫の発言を肯定する意見が多くみられます。「素敵なことですね」や、「ウチも手を繋いでます」など。
私も素敵なことなのではないかと考える1人ですが、実際に私たち夫婦が手を繋いでいるかというと、していません。
だって恥ずかしくないですか?(^_^;)
日本の50代の7割がセックスレスというデータもあるようで、そもそも日本人はスキンシップが上手ではありません。海外、主に欧米の人たちは積極的にスキンシップするイメージがありますよね?とてもナチュラルな振る舞いで羨ましく感じます。
なら、もっとスキンシップしてくれたらいいんじゃない?
同じ調査の中でこのような結果もあります。
手を繋ぐ習慣がある夫婦のほうが自分達を良い夫婦と感じるようですね。まぁそれはそうでしょうね。
「手を繋ぐ」のは仲が良いからなのは間違い無いですが、逆に考えてみましょう。仲が良いと思っているけれど手を繋ぐなどのスキンシップのない夫婦が、「手を繋げば」もっと仲良くなるのでは?
ハグやその先はもうなんだかなぁ…..と思う熟年夫も、手を繋ぐのなら壁は低いのでは?
おそらく多くの夫婦は若い頃は手を繋いでいたと思います。ではなぜ手を繋がなくなってしまったのでしょう?
夫婦が手を繋がなくなる理由
手を繋がなくなる理由で一番多いのはやはり子供の存在です。子供と手を繋がなくてはなりませんし、荷物も多くなってしまいますからね。
夫婦2人だけの場合は年齢があがっても手を繋ぐ率は高いようです。
その他は、「なんとなく」や「照れ臭い」「恥ずかしい」などです。年齢と共に繋がなくなってしまうことは多くの人が心当たりはあるでしょう。
中には、もういまさら手を繋ぐなんて考えられないとか、そんなこと気持ち悪い、といったショッキングな意見もあります。
気持ち悪いまで行くと、夫婦としての信頼関係や愛情はどうなのだろうと心配にもなりますが、夫婦関係は十人十色、ひとそれぞれでもあります。
それでも、先ほどのグラフでは手を繋ぐ習慣のある夫婦では、実に95.7%の妻が幸せを感じています。
思い出してください。思春期の頃、異性とのスキンシップの第一段階は「手を繋ぐ」ことでしたよね?特別なパターンの人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は手を繋ぐことからだったはずです。
女性は安心を求めるもの。手を繋ぐことでオキシトシンの分泌が活発になると安心感が増します。
50代を迎えて、もう一度思い出してみませんか?
熟年カップルの手繋ぎは不倫の匂いがするなんて意見もありますが、そんなの気にする必要はありません。そもそもあなたのことを知らない人に何を思われようが関係ありません。
近所で知り合いに見られたら恥ずかしいならば、旅行先などはいかがでしょう?
寝ている時などは?(勘違いされそうですけど)
夕食後にまったりTVなど観ている時では?
手を繋いで夫婦仲がより円満になるならもう一度チャレンジしてみませんか?
その先を思い出すかどうかはお任せしますけれどね。
最後までお読みいただきありがとうございました。仲の良い夫婦関係で60代、70代と幸せに過ごせますように。
コメント