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「委託ドライバー」という仕事を聞いたことがある方は多いでしょう。
委託ドライバーとは個人事業主として軽貨物運送業を開業しているドライバーです。
では?そのイメージは?
宅急便の配送でしょ?
多くの方がそう考えると思います。
しかし、宅配便以外の仕事もたくさんあります。
では宅配便以外の委託ドライバーの仕事は何があるの?
現役委託ドライバーがその疑問にお答えします!
委託ドライバーへ転職を考えているあなたの参考になればうれしいです。
委託ドライバーの仕事の探し方
本題の前に委託ドライバーになるにはどうすればいいのか?
簡単に紹介しますね。
委託ドライバーとして仕事を得るには3つの方法があります。
- 運送会社と契約して仕事を請け負う
- 紹介会社・仲介会社と契約して仕事を紹介してもらう
- 営業して荷主と直接契約
これから委託ドライバーとして働き始める場合は1か2の方法が現実的です。3はすでに委託ドライバーとしての経験がないと難しいからです。
1か2のパターンはどちらも個人事業主として配送業務を請け負いますが、その業務は2つに大別できます。
『宅配』と『ルート配送』です!
『宅配』は受け取りも発送も経験のある方が大半だと思います。クロネコヤマトや佐川急便は誰もが知っているのではないでしょうか?ネット通販が増えるに伴い、その仕事量も増え続けています。
一方『ルート配送』も軽貨物運送業の仕事として多くのニーズがあります。関わりがないとイメージしづらいですね。
それでは委託ドライバーの業務について簡単に解説します。
宅配
委託ドライバーの仕事として、一番馴染み深いのが宅配です。
宅急便
ECサイト(ネットショップやオークションなど)の増加やコロナの影響もあり、宅配ドライバーのニーズはうなぎ登りです。大手のクロネコヤマトや佐川急便からの委託は案件も多くあります。しかし繁忙期と繁忙期以外の件数には差があるので、収入としては不安定です。一年単位のトータルで考えざるを得ません。
宅配業務のほとんどが成果報酬型(歩合制)です。配送1個につき¥120〜¥180ほどの配送料です。運ぶ荷物が多いほど売上があがります。慣れるに従い収入も増えますが、大きく稼ぐためには、長時間勤務にならざるを得ません。
届け先が不在で配達が完了しないと配達件数に加算されなかったりと、効率が悪いことがあります。また、配達先とのトラブルも付き物です。
ネットスーパー
近年はネットスーパー専門の求人も多くあります。宅配であることは同じですが、1件あたりの品数が多く、1日の件数は少なくてすみます。歩合制がほとんどです。ただ、商品の性格上、昼間より午後以降〜夜がメインの仕事です。またシフト制の勤務が多く、土日は物量が増えて休みにくいかもしれません。
求人情報を見ると、正社員や契約社員の募集も多く見られます。委託ドライバーとして探すのであれば、雇用形態が「業務委託」かどうかを確認しましょう。
ネットスーパーも成果報酬型なので多く運べば収入も上がります。宅急便よりも件数はうんと少なくなります。集荷の拠点が家から近ければ、ガソリン代も少なくてすむので、効率がよい仕事があれば宅急便と同程度の稼ぎにはなります。
Amazon Flex
Amazonの品物を専門に配送するAmazon flexもあります。ギグワークですね。一個単価の歩合制ではなく、1日単位での報酬です。労働時間により金額が決まっています。
ネット上では、稼げる、稼げない、キツイ、魅力的など、意見は千差万別です。エントリーの条件は黒ナンバーの軽自動車の所有なので、個人事業主向けです。フリーランスなのですから、興味があれば一度経験してみることが最良です。合わないとか、聞いていたものとは違ったというならやめて別な仕事を探せばいいだけです。
ただ、一番重要なのは配送センターが近いことですね。遠いとガソリン代もかかりますし、センターまでの往復時間が大きな負担となります。HPでは月額最大で44万の報酬が可能とされています。
ルート配送
ルート配送と聞くとイメージするのはトラックドライバーでしょうか?
コンビニなどお店へのトラックでの定期配送が想像されますが、軽自動でのルート配送もあります。
企業から企業への配送です。医薬品、食品、資材、本など運ぶものは多種雑多です。ただ、軽自動車で運べるものに限られますのであまり重量物はないでしょう。
ルート案件の条件はそれぞれで大きく違いがあります。委託料、契約時間、請負日数。自分に一番合う条件の仕事を請け負いましょう。
ルート配送のメリット
宅配との大きな違いは?メリットは何でしょう?
ルート配送のデメリット
ただ、これらのメリットはそのままデメリットにもなります。
長時間労働がないので、時間が欲しい人には向いています。
- 空いた時間で別の仕事がしたい
- 家庭の時間を大切にしたい
- 介護しなければならない親族がいる
手に入れた案件での収入で不自由がなければ、自由に使える時間は多いでしょう。
スポット配送
スポット配送とは、単発の臨時配送です。急ぎの荷物の場合もあります。荷量は1個もしくは少量がほとんどです。委託料金は高くなりますが、長距離だった場合にはガソリン代や高速代金などがかかり、利益が少なくなります。「赤帽」が有名ですね。
スポット便は案件も安定しませんし、条件もそれぞれなので、スポット便のみで生計はたたないでしょう。ルート配送などとの組み合わせで受託することが多い仕事です。
「月収」「年収」のウソ!
求人を探すときに気を付けてほしいことがあります。
それは、求人欄の「収入」「月収」「年収」のウソ!です。
委託ドライバーが受け取るお金は、個人事業での事業所得なので、給与ではありません。
サラリーマンが受け取る給与の額面は【手取り収入+社会保険料(年金など)】=月収です。
委託ドライバーが受け取る委託料は【手取り収入+社会保険料+経費】=月収です!
事業所得なので経費込みの金額なのです。サラリーマンから転職されるかたは特に気を付けてください。求人欄の金額からたくさん引かれたものが手取り額です。
委託ドライバーが自己負担しなければならない経費はかなり多いです。
この経費込みの金額が求人欄の「月収」であることをしっかり頭に入れましょう!
委託ドライバーってけっこう儲かりそうじゃん!
求人欄を見てそのように思っている方は特に注意です!『月収60〜70万も可能!』などと書かれていても半分以上が経費に消えることが少なくないのです。
始めてから、あれ?これしか残らないの?とならないように委託ドライバーとしての収入の考え方はしっかり把握をしましょう!
最後に
どの仕事をしても、向き不向きはあります。委託ドライバーとして働くにも向き不向きはあります。しかし、個人事業主として働くと言うことは、「しばり」を極力少なく働けることでもあります。
得る仕事によって条件はさまざまですが、自分にあった仕事が見つかると日々の充実につながります。ネットにはたくさんの情報がUPされています。多くの情報を吟味して、やってみようかな?と言う気持ちになったら、是非行動してみてください。
結果がどうであれ、行動することはマイナスにはならないはずですよ!
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