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我が家の愛犬はまもなく17歳。
人間で言うと84歳らしいです。
耳は遠くなっているし、目も見えづらいみたいです。
しかし、病気などはなく食欲もあり。
ただひとつ困っているのは「寂しがり」です。留守番が苦手になってきました。
犬の老化現象ではとても多い症状です。
初めに申し上げますが、「これで解決!」という記事ではありません。申し訳ありません。
でも、我が家はこんな感じです。犬仲間の、お宅はどう?的なお話として読んでいただければと思います。
犬の老化現象
犬が老化すると若い頃にはみられなかった行動をするようになります。特に「寂しがり」が強くなる犬は多いようです。対処方法などを調べてみても結局は「できるだけ1人にしない」ことしかないようです。
- 寂しがり
- 夜泣きをするようになる
- 食欲の変化
- 攻撃的になる
- 排泄を失敗する
- 体の手入れを嫌がる
- 食糞
- 散歩が嫌いになる
- 睡眠時間の変化
どれも飼い主にとっては心配であり、困りごとですね。
体の衰えばかりか、精神的な変化も上記のような行動のきっかけです。
なかでも我が家の犬でいまいちばんの困り事は「寂しがり」です。
我が家の犬は雑種の日本犬です。16歳になりました。おとなしい性格で滅多に吠えない犬でした。特に甘えん坊とは思ったことはありません。
しかし、歳と共に留守番が苦手になり、家族が帰ってくるまで遠吠えのように鳴き続けるようになりました。それはそれは悲しそうな鳴き声です。
いちばん気になるのは近所迷惑になってしまうこと。
一軒家ではありますが、「ポツンと」ではないですからね。夜は言うに及ばず、昼間でも鳴きます。昼間なら……と考えていても、夜勤仕事のご近所さんもいるかもしれませんので放っておくわけにもいきません。
まだ肉体的にはなんとか元気ですが、寂しがり鳴きへ取り組み真っ只中の我が家です。
寂しがりの兆候
犬の老化による精神的な変化が「寂しがり」を呼び起こします。「分離不安症」です。
老化で目や耳の機能が衰え、安心する家族の存在が感じられないと不安でパニックになることがあります。我が家の犬もまさしくそれでした。
我が家のワンコに初めて「分離不安」らしき兆候を感じたのは11、12歳の頃です。それまで留守番は苦手ではなかったのですが、ある時出かけ先から帰ると家から犬の遠吠えのような鳴き声が……..
その時は、あれ?鳴いてるね、ぐらいでした。長時間だったかもしれませんし、陽も落ちて暗くなっていたのかもしれません。時間などははハッキリとは覚えていないのです。
まあ、そんな日もあるか
何か怖いことでもあったのかな?
当時はその程度の受け止めでした。もともとそんなに犬だけにする日常ではなかったですしね。
もちろん玄関をあけると大歓迎してくれました。
しかし、その後短時間でも明るいうちでも、留守番させると帰宅時に鳴いていることがたびたびあるようになりました。
「分離不安症」になりやすいワンコには傾向があるといわれています。つねに誰か家族がいっしょにいる生活をおくっていたワンコはその傾向が強いようです。
当たり前っちゃ当たり前ですよね。
実は思い当たることはいくつかあります。
寂しがりの原因
犬を我が家に迎えた頃は自営業で、職場と住まいが一緒でした。ほぼ一年中誰かしらが家にいました。
ところが、犬が10歳になる手前で、自営業をやめ転居しました。昼間は留守番の生活となりました。それでもまだ、子供たちが学生だったので昼間も家にいることもあり、犬もまだまだ若かったこともあったのだと思いますが、「寂し鳴き」はしなかったのです。
留守番が増えて寂しいだろうと思い、ほどなく猫も我が家にお迎えしました。
ところがこれは犬にとってはストレスだったのではと思い、少し後悔もあります。YouTubeなどで、犬猫が仲良く暮らす動画も見かけますが、我が家には当てはまりませんでした。派手な喧嘩まではしないもののくっ付き合って寝たりはしません。
ひとりではないことで、多少でも気がまぎれることがあるのなら良いと思ったのですが……….
猫を可愛がっていると、ひがんでいるかもと感じる時もあるよね?
自営業の家は1階がお店で、住まいは2階だったのですが、2階の窓から前の通りを眺めることができました。ベランダも出入りが自由で外の空気を味わいやすくもありました。
引っ越し先は1階も2階も素通しガラスの部屋からは隣の家しか見えません。室内飼育ですのでつまらない思いをさせてしまっているのかも、とそこも心が痛むところです。
さらに去年2人目の子供も独立して一人暮らしを始めたために、さらにひとりで留守番の時間が増えてしまいました。
犬を飼っている方は思い当たることでしょうが、犬には不思議な能力がありますよね?
我が家の犬も、我々夫婦が仕事で出掛かける時は仕事だと理解しているようです。置いていかれるの?という顔もせずに見送ってくれます。
仕事の時は昼間は鳴かずに留守番をします。夫婦揃って帰りが遅くなる時は鳴いていますが…….
ところが、休日に夫婦で遊びにお出かけしようものなら途端に不安な顔を見せます。服装で判断するのか、いつもと違う時間に出かけるのでわかるのか、はたまたこちらの気分を察するのか………
犬ってすごいなぁと思う部分です!
寂しがりの対処法
結局我が家の現状の対処法は、2人揃って家を空ける時間をできるだけ作らないようにすることしかないようです。
留守番の時間をできるだけ減らす
子供が独立して夫婦2人になってしまい、犬に留守番させる時間が増えてしまいました。ただ、幸運なことに夫婦共に定時で帰ることができる仕事です。平日はほぼ問題ありません。
寂しがりの対処方法を調べると、スキンシップを増やそうとか、分離不安用ののサプリがあるなど見受けられます。しかし、歳と共に犬がスキンシップを嫌がるようになりました。若い頃は家の中ではだれかしらにお尻をくっつけていたのですけどね。まるで長年連れ添った夫婦のように触れ合わなくなりました。(笑)
サプリはあまり気が進みませんが今後ひどくなるようなら試してみようかと思っています。
とはいってもただ放っておくわけにもいかないので、とにかく留守の間の犬の様子を把握することが大事だと思い、「見守りカメラ」を設置しました。動くものと音を検知してスマホにアラームが届きます。もちろんリアルタイムの画面もスマホで確認ができます。夫婦それぞれのスマホで操作、設定も可能です。
スマホを使ってカメラから声をかけることも出来ます!
でもかえって里心を抱かせても逆効果のような気がしてこの機能は使っていません
仕事の時は鳴いていないことが確認できたのはカメラのおかげです。
まあ様子はわかるけれど、結局帰れない時は帰れないけどね^^;
でも闇雲に心配しているよりかなり気持ちは楽になったわ
犬にしてみればカメラは役に立っておりませんが、様子が確認できることで夫婦の気持ちはかなり軽くなりました。
一緒にお出かけを増やす
あとは休日の過ごし方です。休みの日は朝の段階で仕事に行かないようだと感づきます。我々の挙動を見落とさないように伺っています。着替え始めようものならもう落ち着きません。
休日ではないと出来ないこともあるので、泣く泣く置いて出かけることもあります。しかし特別に予定のない日は犬連れで出かけられるスポットへなるべく遊びに行くようになりました。
子供がいて犬も若かった頃はよく出掛けていましたが、犬も飼い主も年齢を重ねてあまり外出しなくなっていたのです。でも、子供がいなくなり夫婦2人の過ごし方を見直すのと同時に、もうそんなに長くはないであろう犬と過ごす時間をもう一度しっかり味わっておこうと思ったのです。
犬もお出かけの楽しさを思い出したのか、ひと頃より元気になりました。いつもはおっかなびっくり階段を降りていたのですが、お出かけの時は若い時同様にかけ降ります。
犬との時間を密にすることで、もしかすると「寂しがり」には逆効果になってしまうのかもしれません。それでもあと何年でもない犬との時間を悔いのないように過ごそうと思っています。
最後に
我が家の「老犬問題」などはまだ取るに足らないものだと思います。老犬介護の大変な様子などを見聞きもします。ウチはまだほんの序章なのか。これからどんな問題が起こるのかは全くわかりません。
ですが、犬との暮らしはたくさんのものを与えてくれました。ここまで家族も夫婦も大きな問題なくこれたのは犬の存在も大きな役割を果たしてくれたと思っています。
そんな愛犬のあと数年であろう余生。
我が家に来てよかったなぁと思ってもらえるようにこれからの残りの日々を愛情をささげていきたいなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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