愛犬が歳をとってきておむつが必要かな?
と考えた時にまず考えるのは犬用がいいのか?
ヒト用がいいのか?ですよね?
我が家の犬も18歳を目の前におむつ生活に入りました。
おむつを履かせるまでの体験記や工夫。
メリット・デメリットなどまとめてみました。
ご参考いただけるなら幸いです。
おむつは犬用?ヒト用?
まずおむつを考え始めた時に犬用か、ヒト用か迷いますよね?
- 犬用・・・・価格は高いが、加工などの手間がない
- ヒト用・・・・犬用より安いがしっぽ穴をあける手間がいる
違いはこれだけです。機能的には差はありません。
オススメはヒト用

オススメはヒト用です
【理由その1:価格】
- 犬用のおむつ・・・・・一枚あたり50円〜100円
- ヒト用おむつ・・・・・一枚あたり10円台後半〜50円台
サイズや用途がいろいろあるので、おおよその値段です。
【理由その2:履かせやすい】
ヒト用のパンツタイプが履かせやすいです。
犬の場合は立ったままおむつ交換することがほとんどだと思います。
犬用のおむつはパンツタイプではなく開いた状態からテープで止めるタイプ。

このタイプは人間でも寝たまま交換できる赤ちゃんの時だけですよね

子供でも歩き出すようになるとパンツタイプがグッと楽です
犬も同様に立ったまま履かせるには、パンツタイプが楽です。
大人しくしている子ならばいいのでしょうけれどね。
また、小型犬だと逆に犬用がいいのかもしれません。動かないようにしやすいでしょうし、ヒト用だと大きすぎてしまうかも。
パット+おむつ用ズボンとかがいいのかな?すみません小型犬は飼ったことないので。
しっぽ用の穴あけは面倒?
ヒト用のおむつを使う場合は、しっぽの穴あけが必要です。
でもこれ簡単です。
ネットでみかけると、「穴を開けて切り口をテープ留めして補強する」。
などを見かけますが、⬇️

我が家は切れ目を横に入れるだけです。
ちょっと見にくくてすみません。
ドラえもんの鼻の上に切れ目があるのがわかるでしょうか。

実ははじめのころ縦に切り込みを入れたのですね。でもこれはダメです。
うんちが漏れてしまいます。
しっぽのつけねが肛門なので、これだと隙間ができやすくうんち漏れの可能性が高くなります。


横に切れ目をいれると隙間もできにくくうんち漏れはかなり防ぐことができます。
100%ではないですが。
切り口をテープ留めしないと吸収材が出てきてしまうなどの心配も見かけます。
でも切りっぱなしをしても多少ポロポロ吸収材が落ちることはあっても気にするほどではありません。
また、テープ補強をしないと切り口が広がる心配もあるかもしれませんが、まったくそのようなことはありませんでした。

そもそも1〜2日で取り替えちゃうしね

ヒト用の安いもので十分かなと思っています
ちなみに我が家の犬【中型:10kg】に使っているのは「マミーポコLサイズ」
- 切れ目を入れても吸収剤がほとんど出てこない
- 腰部分のゴムの締まり具合がちょうど良い
ネピアの「Genki」は吸収剤がポロポロでてくるのと、少しゆるいのでたまに脱げてしまいました。
うんち漏れは嫌だ
しかし、せっかくおむつを使っても漏れるんじゃ意味ないでしょ?
そう考えるのももっともです。
でも犬の体の構造上仕方のない部分でもあります。
そんなうんち漏れに「うんちポケット」という対策があります。
しっぽ穴を大きくして、尻尾の付け根にあたる部分にビニール袋をとりつけます。
市販のものもありますが値段が高いので、費用を抑えるなら自作です。Youtubeに作り方がいくつかあがってるので参考にされると良いかと思います。

うちは面倒でやりません
おむつの使用を始めても、日々の散歩、トイレタイムは欠かさない。
と考えたほうが経済的にも心理的的にも、犬自身にも良いのかなぁと思います。
おむつ常用を決めた出来事はおねしょ

さて、ここで少し我が愛犬がおむつ生活に至るまでをお話しさせてください。
我が家の雑種犬はまもなく18歳をむかえます。
おむつの常用を決めた一番の出来事はおねしょでした。
ただ、常用を決めるまではいくつか段階がありました。
おむつの検討を始めた時
それまでもおむつについては検討することがありました。

17歳をすぎたあたりからトイレの失敗が増えてきたのです
我が家の犬は朝夕の散歩の時に、外でしかトイレはしないタイプ。
ところが、我慢しきれないのか、たびたび家の中でおしっこをしてしまうように………
それでもまだその段階では、おむつはしませんでした。

フローリングにブロックカーペットを敷いていたので、粗相したところだけ洗えばすんだしね

でもそろそろおむつを考えないとだよね
対策として外に出す回数を朝、昼、夕、寝る前と4回に増やしたのです。
おむつ初体験
それでも年齢のこともあり、おむつは用意はしていました。
粗相の回数がさらに増えてきた頃に試してみると、

初めての時はかなり嫌がりました。まあ当たり前ですよね。

まず履かせるのにひと騒動(^^;;
逃げ惑うのをなんとか追いかけながら履かせても、気づいたら脱いでしまってたり…….
かなり違和感があったのでしょう。
まあまだその頃はトレーニングのつもりでしたし、しちゃったらしちゃったでしょうがないか、という気分でもいました。
ですのでまだ多くの時間でおむつはしなかったのです。
ところが、
ある日お腹をこわしてしまい…
ある日、いつもと違う時間にトイレしたいそぶりを見せたので庭に出したところ、かなりの下痢をしまして…..
それまでも軟便はありましたが、その時は見たことのないゆるゆる便でした。

直前の犬の表情がやけに切羽詰まった顔してたのでなんとなく予感はしたんです
問題はその後です。
家に上げて1時間もしないうちにまた外に出たがったので、出したんです。
そしたらまたもやゆるゆるで。
さすがにあれを家の中でされると面倒だなと、その後すぐにおむつを履かせました。
結局は次の日(2日後だったかも)に通常のうんちに戻ったのを確認するまで、おむつは履かせたままでした。
もう一つの事件
そして、もう一つの事件。
我が家は日中は犬はお留守番です。
ですが、平日は私がお昼の時間に一旦帰宅できる労働環境だったので、その時に昼のトイレをさせることができていました。
ところがある休日に長めにお留守番をさせたときに、家の中でうんちをしちゃったのです。
しかもそれを踏み散らかしてしまったので、帰宅後の始末の大変さはもう………..

敷いていたブロックカーペットのほとんどが汚れてしまい(大泣)

汚れた足で乗った犬のベッドまで(号泣)
この事件後、お留守番の時間だけおむつを履かせるようにしました。
それでも、誰かが帰ってきて外でトイレを済ませた後はおむつははずしました。やっぱり履き心地は悪そうだったので。
それと、家の中で犬が主に行動するところにはペットシーツを敷き詰めました。
そして決定打
ちなみに、老犬の症状として、尿漏れや軟便は珍しいことではないそうです。
もうそのころは犬のベッドにはひんぱんにおしっこをチビったあとを発見していました。
ですが、17歳を10ヶ月ほどすぎたころにチビるどころか、おねしょをするようになってしまったんです。
朝起きて、なんとなく犬の寝方が不自然な気がしたのでベッドを確認するとかなりの量での尿漏れを確認。

もうそれは「尿漏れ」ではなく完全な「おねしょ」でした
そしておねしょが連日になった頃。

もう無理だね。常におむつにしよう
本格的おむつライフが始まりました。
おむつのメリット・デメリット

犬におむつを履かせることはメリットもデメリットもあります。
おむつのメリット
- 汚れない
- ストレス軽減
「汚れない」のは部屋などの生活環境と犬自身の両方にメリットです。
ペットシーツを敷き詰めたところでしてくれれば簡単なのですが、床だったり寝床だったりの時もあります。

仕事から帰ってきての後始末は正直凹みます
また、前述した通りですが自分のうんちを踏んづけたり、お漏らししたベッドに寝てしまって体がおしっこ臭くなったりを防ぐことができます。
おむつ前は、お留守番をさせてると気が気じゃなかったのですが、

おむつを常用してからは気持ちがうんと楽になりました
一方でデメリットもあります。
おむつのデメリット
おむつのデメリットは大きくはこの二つでしょうか。
- 費用がかかる
- 肌トラブル
それまでは必要のなかったものを買うのですからもちろん費用がかさみますね。
おむつそのものもですが、おしりふきや、犬用ベッドの尿もれ対策にトイレシートなども必要です。
それともうひとつの心配は犬の肌トラブルです。
蒸れによるかぶれが心配です。
肌トラブルはいまのところそれほど心配なし
ただ、おむつの蒸れ・かぶれはうちの場合は思ったよりも心配がなさそうです。
子育て経験のある方なら思い当たるのではないでしょうか。

おむつの吸収力の素晴らしさ!
我が家の犬は♀なのですが、おむつにおしっこをした時、そのまま長く放置しない限り内股やおしりはさらさらです。
かなりの量をした時でも濡れたりしめったりした感じはないです。

こまめにおむつ交換すれば肌トラブルはあまり心配ないかな
ただこれはおむつにおしっこをしてしまうのが、2日に1回あるかないかだからかもしれません。
毎回とか寝たきりになると、また状況はかわるでしょう。
問題は“大”
ただ、うんちの時は少し問題です。
「ウンチングスタイル」を保つ筋力が衰えていること
もう足腰が弱くなっているので、したあと(しながら)ぺたっとお尻が落ちてしまうのですね。
まだ固いときはよいのですが、柔らかいとさすがに綺麗にするのが大変。
拭くだけでは済まずにシャワー行きです。
おむつを始めても1日4回は外に出して、なるべく外で済ませるようにはしています。

ただ、おしっこは外出までわりと我慢しますが、うんちはしたくなるともう我慢ができないみたいです

うまく外に出たタイミングでしてくれると楽なんだけどね
おむつ生活が始まった我が家の犬は、かなり足腰が弱ってきて排便も大変になってきたようです。
もうすでに次の段階が来ているのかもしれません。
犬も人間も歳をとると色々なことがそれまでのようにはいかないですよね。
でも、おむつに関してもそれぞれの家庭で、それぞれの方法で対処していけば良い。
そう思います。
以上我が家のおむつ始め体験記でした。
なにかこの記事が少しでもヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
犬にもヒトにも幸せなドックライフを!
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