実は「湯シャン」という言葉を知ったのはごく最近です。
なぜなら「湯シャン」は筆者にとっては20数年来の当たり前の習慣。それについて調べたりすることなどなかったのです。
ネットでみると、湯シャンについては良いことも悪いこともさまざま書かれていますね。
頭皮に良い?フケ・かゆみに効く?
髪が増える?頭皮が臭う?
この記事では筆者が20数年湯シャンを続けた理由と効果をお伝えします。
筆者の経験があなたのお役にたてれば幸いです。
人間の体はたとえ同じことを行っていてもひとによって効果はさまざま。
簡単なことなので筆者と悩みが同じならば試してみてください。
同じ悩みを抱えている方の参考になればうれしいです。
フケ・かゆみの悩みが解決
20年以上も続いていることから想像がつくと思いますが、湯シャンは間違いなく効果があります!
ただ筆者が体験した湯シャンの効果は「フケ」「かゆみ」への効果です。
ネット上では「抜け毛にも効果」などの意見もあるようです。筆者は年齢的には毛量はあるほうかと思いますが、湯シャンの効果なのかはわかりません。
また髪の毛にいいのか悪いのかに関しても、髪ツヤや髪質に気を配っていなかったのでよくわかりません。ただ、「フケ」「かゆみ」に悩まされなくなったということは、頭皮環境には効果的なのは確かです。
頭皮環境が良くなったということは、「髪に悪い」影響はないんじゃない?
長年通っている床屋さんには、今も健康な髪質ですよと言われています。
しかし湯シャンは誰にでも効果的ではありません。効果が期待できるのは、筆者のように乾燥肌や敏感肌のひとです。脂性肌や日常的に整髪料を使うひとにはデメリットが大きくなります。
湯シャンとは?
湯シャンとは、字の如くお湯だけで洗髪をすることです。シャンプーや石鹸は使いません。
そもそもシャンプーは化学的に作られた洗浄剤です。もちろん頭皮や頭髪に良い成分で作られた洗剤なのですが、肌の弱い方にとっては刺激が強すぎる場合があります。
乾燥肌・敏感肌・アトピーなどにはシャンプーを使うことで頭皮に負担をかけてしまいます。
頭皮に限らず人間の皮膚にはあるべき皮脂量が決まっています。シャンプーの洗浄効果で過度に皮脂を洗い流すことで乾燥を加速させ、フケ・痒みの原因となるのです。
また足りなくなった皮脂を過剰に分泌しようとすることで頭皮環境のバランスを崩してしまいます。
私の湯シャンのきっかけはタモリと福山雅治
筆者は子供の頃から皮膚が弱い体質でした。アトピーではなかったものの、出来物などが良くできました。また常に体にかゆみを感じました。
それでも若い頃はまだ新陳代謝が良かったのでしょう。悩みを抱えるほどではありませんでした。ところが、30歳前後でフケに悩まされるようになりました。
毎晩シャンプーをするのに翌日にフケはでるし、頭皮はかゆい。かゆいのでかくとさらにフケがでる。悪循環です。
夕方になるとフケの量も増えました。洗髪を朝に変えれば夜まではフケが気にならないかも、と朝シャンに変えました。
それでも大きな効果はありませんでした。皮膚科で塗り薬を処方してもらったこともあります。でもずっと薬を塗り続けることには抵抗がありました。
そんな頃にTV番組の「笑っていいとも」で観た福山雅治とタモリの会話がヒントになりました💡
番組の中で、2人とも肌が弱いのでシャンプーや石鹸は使っていないと話していたのです!
頭からはフケが落ちていた私ですが、それを聞いて目からはウロコが落ちました。
それまでフケが出るのは洗いが足りないのだと思っていたのです。洗髪のしかたは気を遣っていましたが、それでも洗っても洗ってもフケが出る。ほとほと困っていたときに聞いたこの会話!
すぐに実践しました。
それ以来フケの悩みとはずっとオサラバです
ですので、もう20年以上シャンプーを買っていません。たまに家族のシャンプーを使うことはあります。それは整髪料を使用したとき。普段は整髪料は使わないのですが、たまにはキメたいイベントごとがあったりしますからね(笑)
湯シャンで汚れは落ちるの?
でもお湯だけで汚れは落ちるの?
そんな疑問はもっともだと思います。
ですが、汚れは落ちます!後ほどお見せします。
お風呂で体を洗ったタオルを洗面器でゆすぐとアカが浮きますよね?あれって気持ち良くないですか?体がさっぱりするのはもちろんですが、「汚れを落とした!」「綺麗に生まれ変わった!」
そんな気分にさせてくれますよね?え?そんなことはないですか?そうかなぁ。まぁいいです。
でも頭を洗った時って汚れが落ちたことを目視ってできませんよね?よっぽど埃まみれ、泥まみれにならないとシャンプーの泡が黒ずむことってまずないはずです。
そのまますすいでしまうので、頭皮の汚れが落ちたのかどうかはなかなか実感できないのではないでしょうか?
筆者が湯シャンに切り替えて驚いたのは頭皮って汚れているんだ!と気付けたこと。
シャンプーを使わないので、洗面台で洗髪をすると、落とした頭皮汚れが目視できるのです。
綺麗なものではないのですが、実際に洗髪した後の洗面台の写真です。不快だったらごめんなさい。
泡状のものは洗剤ではありません。「アカ」です。頭皮汚れ。タオルをすすいだ洗面器に残るアレと一緒です。わざと栓をして洗いました。
うおぉ!汚れ落ちた!気持ちいぃぃ!
あ、すみません。他人のアカなど不快でしかないですよね。でもそうなのです。お湯だけでもちゃんと汚れは落ちるのです。
でも、これは頭皮の汚れなので、髪の汚れがどれくらい落ちるのかはわかりません。特に髪の長い女性の場合は湯シャンだけで髪のよごれまで綺麗になるかは疑問ではあります。
ついでに私の今の頭髪状況を。
年齢的(50後半)には薄毛では無いと思います。
20数年の湯シャン効果の抜け毛予防効果?
シャンプーをしないので髪の毛の栄養はないようですね。
(はい、ギャグは年齢相当です)
湯シャンのメリット・デメリット
では湯シャンのメリット・デメリットをまとめておきます!
湯シャンのメリット
頭皮の環境が整うことで、抜け毛予防になる可能性は考えられますが個々人の体質にもよるので立証はむずかしいと思います。
- フケ・かゆみを抑える
- 洗い過ぎを防ぎ適度な皮脂量に
- 頭皮環境の改善
- 時短
- 節約
時短については洗い→すすぎの手順を踏まないのでもちろん短縮できます。また、シャンプー代がかからず、水道代も少なくて済むことでエコと節約にも一役ですね。
化学製品であるシャンプーを使わないことで本来あるべき皮脂量を保つにはかなり有効な方法だと考えられます。
洗い方については頭皮に刺激にならないように優しく洗うことを心がければ特に気を付けることはありません。ただ、洗髪後はしっかり乾かすこと。
髪が濡れている状態は雑菌の繁殖の原因になります。臭いが発生します。生乾きが臭くなるのは服も髪の毛もいっしょだということですね。
湯シャンのデメリット
- 脂性肌だとニオイが発生するリスクがある
- 頭髪に養分は与えられない
- オイルやワックスなどの整髪料は洗い流せない
シャンプーによる汚れの除去や香りつけ効果がないことで、もともと皮脂量が多いひとは臭いが発生してしまうリスクがあります。
また、シャンプーに含まれる髪の健康に役立つ成分の恩恵が受けられなくなります。トリートメントなどを並行する必要があるかもしれません
湯シャンに向いてる人・向いてない人
すでに述べてありますがもう一度。
乾燥肌、敏感肌、アトピーなど皮膚への刺激に弱い体質の人
脂性肌の人。お湯だけでは汚れが落ちにくい人はシャンプーを使ったほうが良いです。
スキンケアグッズも個人個人にあったものでないと効果的じゃないように、湯シャンも合う合わないを確認したほうが良いね!
最後に
筆者はたまたま湯シャンが字の如く「肌に合った」のでずっと続けています。
誰にでも有効なわけではないので手放しでおススメというわけではありません。ですが、一時期あんなに悩まされたフケ対策にはとても有効だったことは確かです。
筆者のように乾燥肌のひと、また加齢によって乾燥肌になってきたひとには試してみる価値はあるのではないでしょうか?
方法としてはいたって簡単なこと。こんなことで悩みがなくなるひとがいれば、と記事にしてみました。ご参考いただければ幸せです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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