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軽貨物の業務委託ドライバーという仕事を耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか?
耳にしたことはあっても、わからないこと多いですよね?
配送の仕事でしょ?
正社員?アルバイト?雇用形態は?
何を運んでるのだろう?どんな仕事なのかな?大変なのかな?
ネットではヤバいと見かけたけど…….
50代を迎え、子供が独立したり、親の介護がはじまったりそれまでの仕事を考え直して転職しようと考えている方もいらっしゃると思います。
でもドライバーは50代じゃキツいかな?と迷う気持ちはよくわかります。
かく言う私も50代で委託ドライバーへ転職しました。その経験を土台にお伝えします。
仕事内容、収入、選び方など迷っている方の参考になれば幸いです。
業務委託ドライバーとは?
まず初めにお伝えします。
50代でも十分やっていける仕事です!
ただし、その業務内容を選ばないと失敗します。
業務委託ドライバーとは、企業や団体と契約して、貨物運送を委託されて配送業務を行うドライバーのこと。
企業に雇用されるのではなく、個人で軽貨物運送業を開業する個人事業主です。
いわゆるひとり親方ですね。街中で見かける黒いナンバープレートをつけた軽ワゴンはほぼこれです。
委託ドライバーの資格
開業するための資格はたったの二つ
- 運転免許
- 軽自動車
これだけです!これだけあれば、経験がない人でもすぐに働けます。
黒ナンバーの取得などの手続きさえ終われば、仕事を請け負うことは可能です。
短い経験から申し上げますが、
50代でも問題なく働けます!
ただ50代におすすめは宅配ではなく企業便の委託業務です。
詳しく説明します。
軽貨物委託ドライバーの業務
軽貨物の委託ドライバーとして請け負う業務は大別すると二つ!
- 宅配便
- 企業便
宅配便はみなさんご存知のクロネコヤマトや佐川急便などです。社員ドライバーもいますが、多くは業務委託の個人契約。歩合制による業務委託で、運んだ個数分の委託料が売上です。
企業便とは企業に委託された物品を別の企業へ運びます。荷主(依頼主)はメーカーや卸業者など。例えば建築メーカーから建築資材会社へ、野菜の仲卸業者からスーパーへの配送などです。1日単位での固定の委託料で請け負います。
企業便には定期案件とスポット案件があり、定期案件は毎日決まったコースを走るルート配送。スポット配送は案件ごとに違う場所への配送です。委託料は案件ごとに違います。
50代なら企業便を選ぶべし
50代にオススメは企業便=ルート配送です!
理由はつぎの5つ!
- ルートが決まっているので覚えてしまえば楽
- 安定収入
- 定時勤務
- 自分のペースで動けることが多い
- 配送先と良好な関係になればストレスフリー
ただ、これだけはお伝えしておきますが、企業便では多くは稼げません!詳しくは後述しますが、多く稼ぎたいならば、宅配便を選択して出来るだけ多くの品物を配送するしかありません。
しかし、委託ドライバーに関してネット上ではネガティブな記事がみられます。その大部分が宅配業務です。
たくさん配達するためには長時間の勤務が必要です。不在が多く効率が悪いのです。社員ドライバーと違い安定的に仕事をとれない場合もあります。
また、求人欄に〇〇万の収入が可能!などをよく見かけますが、鵜呑みにしてはいけません。宅配便は中元歳暮の時期には非常に荷物が増えるので、この時期に目一杯働くと高収入ですが、月々の収入には差が出ます。
「可能=最高売上」であり、「数字上は可能である」と認識しましょう。
私は宅配の経験はないので、どれだけ肉体的な負担があるのかはお伝えできませんが、50代にはおススメしません。歩合制の仕事は若い方が有利ですよね。
次は私が委託ドライバーになるまでの実体験とその経験からの注意点をお伝えします!
委託ドライバーになりました!
私はコンビニ経営をやめて委託ドライバーになりました
委託ドライバーとして仕事を得るには
委託ドライバーとして仕事を得るには
- 求人情報をみて直接応募
- 仲介・斡旋業者と契約して案件を紹介してもらう
このふた通りの方法があります。【委託ドライバー・50代】で検索するとたくさんの求人がヒットします。それぞれの求人で雇用形態が「業務委託」となっているものです。「派遣社員」となっているものは違います。派遣社員もしくはアルバイト雇用です。
私が選んだのは仲介・斡旋業者との契約です
初めての業界で右も左も分かりませんし、さまざまなサポートが受けられることを期待して仲介業者との契約にしました。
仲介・斡旋業者のこと
仲介業者も検索すると数件出てきます。まずは資料請求をしてそれぞれの特徴を把握しましょう!委託業務を斡旋することはどこも同じなのですが、内容には各社違いがあります。
これはわかる範囲でよ〜く見比べて検討してください!
できるだけ後悔しないように。
資料をみくらべたら、説明会に行ってみましょう。どこの業者も説明会を開催しています。私は説明を聞いた3件の中で一番条件が合っていた業者と契約をしました。
ただ、仕事を始めてみて、この業者がベストだったのかは疑問もあります。後述します!
私の体験
私が選んだ業者です。
- 企業便メインの紹介
- 入会金あり
- 車両は持ち込みのみ
入会金を取らない業者もあります。しかし、入会金が斡旋の補償なのだと考えました。
契約を決めてから仕事を始めるまではトントン拍子でした。契約日に一件案件を紹介されました。その案件が自分に合っていたのです。まだその時はコンビニとの契約終了の半年前でした。もともと試しにダブルワークで始める予定でしたので、示された案件が半日業務のルート便なのが好都合だったのです。
示された条件がこちら↓
- 請負金額 ¥10,350/日(手数料なし)
- 請負曜日 月〜土
- 基本時間 9:00〜14:00(ほぼ13時ごろには終わっていました)
- 休日 日曜・祝祭日・夏休み・年末年始
- 服装 自由 (とはいえ企業便なのでそれなりの格好はします)
- 走行距離 60km〜80km/日
この案件は運ぶのはごく軽いものばかりで1日20件前後です。はっきり言ってとても楽な仕事でした。日によって回る企業が少しずつ違うのですが、ひと月もたてばナビは必要なくなりました。
諸費用に関して
車両持ち込みの委託ドライバーは車両に関する費用は自己負担です。
請負金額x可動日数ー自己負担費用(経費)=収入です。
経費の中でメインはガソリン代です。いまガソリンが高騰しているので全ての委託ドライバーの収入は減っています。
また、任意保険は業務用車両なのでとても高くなります。私の場合初年度¥13,310/月。次年度¥9,010/月。3年目¥7,800/ 月。無事故継続が必須です。
ひと月あたりの経費はざっと計算して¥35,000〜¥40,000くらい。委託料から経費を抜いて、この案件での粗利は¥200,000くらいです。
半年間はダブルワーク予定でしたので、初めの請負案件としては充分でした。それというのも契約時に半年後にコンビニをやめたら、フルタイム案件を紹介してもらう約束をしたからです。
そして現在請負中の案件です。↓
- 請負金額 ¥14,000/日(手数料なし)
- 請負曜日 月〜金
- 基本時間 8:00〜17:00 (16時前に終わることがほとんどで、直帰です)
- 休日 土日・祝祭日・夏休み・年末年始
- 服装 自由 (前職よりラフ、作業着でOK)
- 走行距離 50km〜100km/日
請負先(荷主)は医療関係で、大きな荷物もありますが、特別重いものはありません。車を1日3回満タンにする日もありますが、日々の業務は肉体的負担はありません。
ズバリ申し上げると非常に楽です。いや、別に楽をしたくて始めたわけではないのですが、楽であることにマイナスはないです。しかも土日が休める上に、走行距離もトータルで減ったので、ガソリン代の負担も前職に比べて月¥5,000以上は減っています。
1日の請負額は上がりましたが、土曜日が稼働日ではなくなったので、トータルすると月の粗利は¥250,000くらいです。これが十分かどうかは、ご自分の環境で判断いただくしかないですね。
高単価案件でも走行距離が長い仕事であれば、ガソリン代が増えて利益は減ります。委託料と経費のバランスはとても重要です!
ダブルワークも可能です
私はもともと自営で週一日休みがとれるかどうかの働き方を30年近くしていました。いまは定時で終われますし休日も多いので、気持ちも体も大変余裕があり、ドライバーとは別に副業をしています。
ルートの委託ドライバーさんは多くの方がメインの業務以外に別の配送を組み合わせて働いています。スポット配送や夜間便です。軽貨物のマッチングサービスもあり、こちらにもチャレンジをかんがえています。
50も超えて、自由な働き方もどうかというご意見もあるかと思います。
でも50を越えたからこそ、何かに縛られずに興味の赴くままに働いてもいいんじゃないかな?
委託ドライバーを検討されている方へ!
委託ドライバーを検討されている方にお伝えしたいことがあります。
まず、求人の文面についてはそのまま受け取ってはいけません!
求人欄の注意事項
とにかく、この記事の中ほどに一覧にしてありますチェック項目は契約する前によく確認をしてください。それと、転職されるならば資金的に余裕があると尚良いです!
特に、車両の購入費用!
初期費用のこと
初期はさまざまな費用がかかります。仕事用の衣服を用意する必要もあるかもしれません。
自動車税も初年度は高いです。そこで安い中古車で済ませてしまうと、結局はメンテナンス費用が高くなってしまい自分の首を絞めることにつながりかねません!新車ではなくとも、車両はできるだけ状態の良いものを用意するべきです。
あとはいい案件にめぐりあえなかったときのために、半年程度の生活費が確保されているとより安全です。委託代金の支払いは時間がかかります。私の場合は月末締めの翌々月5日払いです。
私は今の委託案件にはとても満足をしています。しかし、契約した仲介業者は他のところでもよかったのかもしれないと思っています。
それは、入会金=仕事の斡旋の補償とは必ずしも言えないからです。私は半年でべつの案件に変えてもらうことを約束の上で契約しましたが、結局1年かかりました。契約書には必ずしも希望通りに紹介できない場合もあると書かれていますので、口約束でもあり、どうすることもできませんでした。
また、提示された請負金額から手数料は引かれないと聞かされていましたが、あるきっかけで、荷主が私の仲介会社に払っている額は私が受け取る額より高いことを知りました。手数料は存在していたのです。
手数料の存在はこの業界では当たり前の慣習なので、手数料があることに不満はないのです。しかし、この仲介会社は手数料なしを掲げて募集をしているので、そこには不信感が芽生えます。
ただ、私はいただく額と委託されている仕事のバランスを考えると、納得して仕事をしています。手数料云々に関しては私にはどうすることもできないので気にしてもしかたありません。どうしても気に食わなければ他の会社と契約をし直せばいいだけのこと。
大事なのは納得できるのかどうか
業界的に「ブラック」の面も時に聞こえてきます。ですが、自分に良い案件が巡り合えればそれでいいと思います。良い案件に巡り合うまで交渉するか、会社を変えるかそこは自分次第。それがフリーランスの利点ではないでしょうか?
最後に
そして、最終的に必要なのは社会人としてのスキルです。フリーランスだからこそ一定のレベルでの言動や行動ができない限りは、いい案件の紹介もしてもらえないです。
自分が紹介する側の気持ちになれば一目瞭然だよね!
この人を紹介したら、会社の信用が落ちそうだ。そんな人にはいい案件の紹介などできませんよね!
私が今の案件にたどり着けたのも、前の案件で信頼される仕事ができたからだと自負しています。
さて、私の実体験を交えて委託ドライバーについて解説してみました。やってみようかなと思っているかたに少しでも参考になれれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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